1つのパッケージを完成させるためには、お客様には様々なことを決めていただく必要があります。印刷業界には、専門的な用語が多くありますので、お決めいただく際、戸惑ってしまわれることがあるかもしれません。
是非こちらを参考にしてくださいませ。
パッケージなどの印刷物を見てみると、切り抜かれているものや穴が開いているものなどの加工が施されているものもよく見かけますよね。
このような加工を「抜き加工」といいます。
抜き加工は、大きく3種類に分けられます。
これらの方法は、抜きの形状、紙の厚さ、種類、枚数など、様々な条件によって選択されます。
現時点では、最も細かい抜き加工ができる方法です。
切り抜きたいデータを作成し、それに従って、レーザー光線で紙を焼いて加工します。レーザーで抜くので、抜き型代はかからず、小ロットでのご注文に向いています。
基本的に1枚ずつ加工するために、時間がかかることにご注意ください。
データの作り方(細かく加工できるが、持ち上げたときに紙の重力によって破ける可能性があること)や、紙を選ぶときの注意点(レーザーで焼くので、紙の種類や厚さによって焦げたりススが付
いたりすること)があります。
こちらは、現在最もポピュラーな平盤打ち抜き機を使った型抜き方法です。
基本的に、抜き型を使って1枚ずつ紙を抜いていきます。
使う機械の名称から、自動で型抜きをする場合は「オートン」、手動で型抜きをする場合は「ビク抜き」と言われます。分厚い紙の加工には向いていません。
抜き型には2種類あり、抜く形状の細かさによって使い分けます。
- ・大きな抜きの形状・・・トムソン型という、ベースの木版に刃を埋めて作る抜き型を使います。トム ソン型は、刃を曲げて抜き型を作るため、あまり細かい加工には向いていません。
- ・細かい抜きの形状・・・金属を腐食して刃にした、腐食刃を使います。主にシール加工で使われ ることが多いようです。
重ねた紙や、分厚い紙に自動で一気に型抜きを施す加工方法です。
金属を曲げて研いで作られた、大きなクッキー型のような鋼型を使います。
この抜き型にはお金がかかるので、小ロットであれば高くなりがちです。数万枚程度がお勧めです。
また、細かい形や複雑な形の抜きには適していません。その場合には、ポンス抜きと言われる手動の作業が多い抜き方で加工をすることになります。
お客様のご要望に合わせて、弊社スタッフが誠心誠意、ご提案をさせていただきます。
是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。