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紙管について
紙管はその形状が特徴的で、また構造上様々な呼び方があるため総称として「紙管」と呼ばれています。こちらのページでは紙管の特徴をご紹介しながら、紙管の魅力に迫りたいと思います。
紙管はそれぞれ天面(巻きしめ・フラット)、巻き方(平巻き・スパイラル)、フタ(かぶせ・印籠)と、3つの要素で2種類の製造方法があり、これらの組み合わせによって様々な種類の紙管が製造されています。製造方法によってコストや耐久性が異なるため、事前に特徴を理解してから依頼するようにしましょう。
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天面は「巻きしめ」と「フラット」があります。
フラットは蓋の胴の部分と天面の周囲に糊を付けて接着させます。巻きしめは蓋の胴の部分を熱で巻き込みながら天面と接着させます。こちらも糊を使っていますが、胴の部分自体が天面を巻き込むように作られているため強度があります。ただ、単純に重ねる場合はフラットの方が平坦な作りになっているため巻きしめよりも傾きにくいという特徴があります。 -
巻き方は「スパイラル」と「平巻き」の2種類があります。
スパイラルは文字通り斜めに巻く方法で、横長の長方形をそのまま巻く「平巻き」よりも紙管全体の強度が強くなります。ただ、製造方法が特殊ですので平巻きよりもコストが高くかかってしまうことが多いようです。 -
フタには「印籠」と「かぶせ」という方法があります。
かぶせは蓋が身をすっぽりと包むようになり、身の直径よりもわずかに大きく蓋の直径を設計します。印籠は身を二重にすることで蓋と身の直径が全く同じでピッタリと合う仕様になっています。印籠の方が身を二重にするためコストが高くつきますが、強度は強くなります。